◆とよた演劇祭とは
2011年から5年にわたり行われた『とよた短編演劇バトルT-1』終了後、とよた演劇を活性化すべく、豊田を拠点に活動している、図師久美子・古場ペンチ・太田竜次郎により、2015年に企画。毎年1回公演を行っている。
《豊田のお客様に演劇をより身近に感じてもらうこと・空間を活かした作品作り・豊田演劇の人材育成》を理念とし、出演者や戯曲の公募、作品の元となるイメージを募集するなど、地域とのかかわりにも重きを置いている。
『○○の舞台』という副題でテーマを表し、舞台美術、写真、色のイメージ、川柳などを元に作品作りを行うことで、戯曲ありきの演劇ではない質感を生み出している。
◆活動内容
2015年
とよた演劇アカデミー修了生3名により「とよた演劇祭実行委員会」を設立
2016年7月
とよた演劇祭『空の舞台』開催
主に豊田市で活動する劇団が集結し、短編劇(各20~30分)6作品を上演
劇場のないのを逆手にとり、コンサートホール内上層階にある多目的ルームにて空間を意識した演出を行う。
2017年7月
第2回とよた演劇祭『次(つぎ)の舞台』開催
修了公演を終えたばかりの「とよた演劇アカデミー9期生」による短編劇(20分程度)、公募枠と推薦枠による中編劇(約40~50分)の計3本を上演
初の試みで戯曲と出演者の一般公募を行う。
2018年8月
第3回とよた演劇祭『美術がうみだす舞台』開催
いつもとは逆転の創作に挑戦。元国際会議室からイメージされた舞台美術家 杉山至氏が手掛けた舞台美術デザインを元に、そこからイメージした戯曲と作品内容を創作。戯曲と出演者は一般公募し、愛知県のみならず県外からの応募もあった。今回は、演劇だけではなくダンスパフォーマンスを初めてとり入れた。
2019年11月・12月
第4回とよた演劇祭『景を切りとる舞台』開催
普段見馴れた街の魅力を再発見する旅。豊田市の街を散策し、気になる景を写真撮影。一般公募で集まった出演者が、その写真から物語を想像し小さなパーツをつなげ一つの作品に。台本ナシ、俳優が自発的に演じる即興劇形式の演劇に初挑戦する。
2020年11月
第5回とよた演劇祭『#456789の舞台』開催
#456789(色をデジタルで表すときの記号)にまつわる紙一重の日常を「場所・背景・人・問題」を設定して、公募で集まった出演者と即興芝居の積み重ねで創作。
コロナ渦で制約が多い中、こんな時だからこそ演劇と繋がる一端をとの理由で始めた、関連企画「不特定多数の声をつむぐ企画※」にSNSを通して寄せられた45件の言葉を作中に取り入れた。
2021年12月
第6回とよた演劇祭『ものす舞台』開催
“川柳”と“人生の取材”をテーマに、公募等で集まったシニアコーナー世代の方が句作した川柳を、公募で集まった出演者が句作に至った背景を句作者本人に取材をしました。川柳講師には、ソニー・ミュージックアーティスツ所属の芸人にたりひょん吉さんを講師に迎え、川柳をきっかけに人の人生に触れ『17文字に込められた人の想い』を、即興劇の積み重ねで創作した。
2022年12月
第7回とよた演劇祭『宿る舞台』開催
共通のテーマを基に、とよた演劇ファクトリー修了生による新人枠を含む3本のストーリを繋げ、一つの作品とした。
30年前に起こった山岳事故をきっかけに、架空の人物『笛吹透』に纏わる3世代の人々の葛藤を描く。
劇作家協会が設立した俳優A賞に、出演者の古場ペンチが当作品の演技が評価され最終選考7人に選出される。
~実行委員会メンバー、サポートメンバーに質問!~
①最近のマイブームは?
②生まれ変わったら何になりたい?
古場ペンチ(こばぺんち)
(Pinchi番地主宰・作家・演出・俳優・会社員)
九州大学卒。在学中は演劇部、卒業後は同期・OBらで立ち上げた劇団に所属し、福岡で活動。2009年以降、豊田・名古屋にて、自主公演の演出、他団体への出演、落語等の活動を続けている。
近年は(公財)豊田市文化振興財団の文化芸術アウトリーチ事業に参加し、小学生向け演劇WSを行うなど地域の演劇活性化にも貢献している。
「今、そこに、存在すること」に最も重きを置いた演出を行う。戯曲や俳優が抱えるイメージを、言葉ではなく、呼吸の深さと身体の緊張弛緩で表出させることを目指す。最低限の具象物を用いて、人物の関係性や世界の状態を間接的に描く。
日本演出者協会主催「若手演出家コンクール2020」一次通過
劇作家協会東海支部「俳優A賞2022」最終選考ノミネート
■近年の活動■
Pinchi番地『タンバリン』演出・出演、『カノジョまでの距離、そのあらゆる線分の長さ』演出、刈馬演劇設計社『異邦人の庭』『神様から遠く離れて』出演、independent:NGY20『曖昧で無秩序な』演出、ナゴヤはいゆう寄席出演、など多数
さらに詳しい活動内容は>>>Pinchi番地HP
①脱毛、コーヒーのための牛乳の泡立て(手動)
②自分のじいちゃん
図師久美子
(とよた演劇祭代表・作家・演出・俳優)
2010年より演劇活動を始める。2011年とよた演劇アカデミー修了生。
2012年演劇個人ユニット「図ニノルズ」を旗揚げ。同年、とよた短編演劇バトルT-1 ROUND.2にて初の作・演出した作品が準優勝をとる。翌年ROUND.3優勝。音楽劇なども手がける。
2014年に参加した対話のできるコミュニティ「えんげきの庭」では、演劇史や身体表現などを学び、死生観や社会問題で議論するなど演劇にとどまらず、語らいを重ねてきた。2016年「庭ヶ月」として劇団化、3年に亘る対話の積み重ねから創作した、京都の劇団、烏丸ストロークロックと庭ヶ月の共同連作『凪の砦』で3都市ツアーを行った。この経験から、対話から生み出される即興劇や対象の深層部にある普遍的な記憶と欲求を表面化する作品を得意とする。
近年では、演劇イベントの企画運営や人材育成に力をいれており、(公財)豊田市文化振興財団の文化事業の副実行委員長を務めるほか、文化芸術アウトリーチ事業に参加し小学生を対象とした学芸会指導を行うなど地域の演劇活性化にも貢献している。
①・アリ帝国ゲーム
・様々な機体のゴーアラウンド動画視聴
・猫吸い(永遠のブーム)
②絵本作家
(公財)豊田市文化振興財団 文化事業課
事務局
加藤恵(劇団カレイドスコープ)
担当Staff実績
・制作 ・演出助手 ・照明補助・舞台監督補佐
①ガリガリ君のグループフルーツ味
②空が飛べるタイプの鳥
小島みさえ(劇団3~SUN~)
担当Staff実績
・制作 ・音響補助
①街歩き
②すみッコぐらし
堀場みのう
担当Staff実績
・演出助手
①趣味:早寝早起き、特技:早寝早起き
マイブームも早寝早起き!
②我が家の猫
中島大貴(劇団栞ちゃんのしおり)
担当Staff実績
・舞台監督
①THE SUPER FRUIT
②広島県尾道市の人
長門明日香(劇団栞ちゃんのしおり)
担当Staff実績
・演出助手 ・制作 ・宣伝美術
①「ホワイトタイガーとブラックタイガー」
②雲
松岡実奈
担当Staff実績
・制作
①ゲーム、ネイル、睡眠
②壁
勢力幸子
担当Staff実績
・制作
①猫のかぼすちゃん(最近ではなく常にブーム)
もしくはきのこのマリネです
②「無」になりたい雑念だらけなので
杉本あかね(劇団栞ちゃんのしおり)
担当Staff実績
・制作
①昔観た映画を観なおす
②オーストリア人
瀬口未央
担当Staff実績
・衣装 ・制作
①靴下
②また人間がいいです